介護福祉士 養成施設ルート

養成施設ルートで介護福祉士資格を取得するには

更新日: 2023/09/29

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藤井 寿和

この記事を書いたのは

介護福祉士:藤井 寿和

藤井 寿和(ふじい ひさかず)は20代で介護福祉士やデイサービスの管理者を経験。35歳で独立し合同会社「福祉クリエーションジャパン」の代表となる。 現在、介護業界施設のコンサルタントや介護業界人材の育成・研修をしながら、介護専門メディアの記事執筆や監修も手掛けている。

はじめに

養成施設を経て介護福祉士資格を取得するには?本記事では下記の項目について解説します。

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養成施設ルートとは

車椅子に座っている高齢男性と車椅子を押す男性介護士

養成施設ルートは、2017年1月実施試験までは『指定の介護福祉士養成施設を卒業することで介護福祉士資格が取得ができる』資格取得ルートの一つでした。法律の改定により、今後は『指定の介護福祉士養成施設を卒業し、介護福祉士試験を受験して資格取得を目指す』ルートに変更となる予定です。

尚、2017年4月1日〜2027年3月31日までの卒業生に限り『経過措置』が設けられています。
>> 今後の養成施設卒業生の資格取得について

介護福祉士養成施設とは

介護福祉士養成施設とは、厚生労働大臣指定の学校のことで、四年制大学、短期大学、専門学校などの種類に分けられます。
介護福祉士養成施設の入学資格は、「高等学校卒業以上かそれに準ずる者」です。つまり高卒もしくは高等学校卒業程度認定試験などに合格する必要があります。

養成施設に通う期間

介護福祉士資格取得のために必要な、養成施設に通う期間は学歴・卒業した学校の種類によって異なります。
◎普通科の高校を卒業した方
⇒2年以上

◎福祉系大学、社会福祉士養成施設、保育士養成施設のいずれかを卒業した方
⇒1年以上

◎福祉系高校を卒業した方
福祉系高校ルートはこちら

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今後の養成施設卒業生の資格取得について

高齢男性の食事をサポートする女性介護士

2016年度卒業生

2016年度(2017年3月31日まで)の卒業生は、引き続き資格取得者として認められます。法改定により『介護福祉士試験の再受験、再登録が必要』などの条件も特に定められていません。

2017年〜26年度卒業生

2017年〜26年度(2017年4月1日〜2027年3月31日まで)に養成施設を卒業する方に限り、試験を受けて合格しなくても登録申請すれば『卒業後5年間は介護福祉士資格取得者と見なされる』経過措置が設けられています。ただし、経過措置以降も継続して資格を有効にするためには条件があります。満たさなければ『資格取得(登録)が無効』となりますので、注意が必要ですね。

●継続して資格を有効にする条件
・卒業後5年間のうちに、介護福祉士試験(筆記試験)を受験し、合格する。
・卒業後5年間続けて介護等の業務を行う。
(従業期間が連続して1,825日以上かつ従業日数が900日以上)

※『資格取得(登録)が無効』となった場合は、有効期限から14日以内に「試験センター登録部」へ登録証を返却しなければなりません。

2027年度以降の卒業生

2027年度(2027年4月1日以降)の卒業生は、介護福祉士試験(筆記試験)の受験が必須となる予定す。特に試験問題の免除なども設けられていません。試験の合格基準点を目指して頑張りましょう。
>> 介護福祉士の試験内容とスケジュール

独学でも受験することは不可能ではありませんが、確実に合格するためには、介護系スクールで開講されている「介護福祉士試験対策講座」も検討されてみてはいかがでしょうか。 スクールの立地、費用面、受講内容など様々なポイントを考慮しながらご自身に合ったスクール選びをしたいものですね。そのためにも、多くのスクール情報を収集し、比較検討されることをおすすめします。

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まとめ

今後も資格取得条件は要チェック

介護業界は、高齢化社会に伴って注目が集まっている業界です。2022年4月1からは、養成施設卒業生も介護福祉士試験が受験必須となります。今後も方針変更されることがあるかもかもしれません。厚生労働省からの介護関連ニュースには敏感に情報収集し、的確な判断が求められることでしょう。

社会人の方やすでに介護士として働いている方、未経験だけどこれから働くつもりの方は「実務経験ルート」から介護福祉士を目指すのがおすすめです。

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介護福祉士を取得したら、上位資格の「認定介護福祉士」を目指してみるのもよいでしょう。

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監修者について

藤井寿和

藤井  寿和 Hisakazu Fujii

静岡県西伊豆生まれ。
●合同会社福祉クリエーションジャパン 代表
●介護施設 現場支援コンサルタント
●一般社団法人 日本アクティブコミュニティ協会  公認講師
●介護情報誌「TOWN介護Tokyo」  編集長
●NPO 16歳の仕事塾  社会人講師
●株式会社 是眞  編集長

【保有資格】
●介護福祉士
●ホームヘルパー1級・2級
●レクリエーション介護士1級・2級
●社会福祉主事任用資格
●福祉用具専門相談員
●介護予防運動指導員
●音楽健康福祉士
●音楽レクリエーション指導士3級
●防火管理者
●大型自動車1種免許

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