サービス介助士(ケアフィッター)とは

サービス介助士(ケアフィッター)について

更新日: 2023/10/11

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藤井 寿和

この記事を書いたのは

介護福祉士:藤井 寿和

藤井 寿和(ふじい ひさかず)は20代で介護福祉士やデイサービスの管理者を経験。35歳で独立し合同会社「福祉クリエーションジャパン」の代表となる。 現在、介護業界施設のコンサルタントや介護業界人材の育成・研修をしながら、介護専門メディアの記事執筆や監修も手掛けている。

サービス介助士(ケアフィッター)とは

高齢女性と車椅子を押す女性介護士

サービス介助士は、高齢者や身体の不自由な方々が自立した生活、生きがいのある豊かな生活をおくれるように「おもてなしの心」と「安全な介助技術」を学び、お手伝いを必要とする相手に不安を感じさせることなく、介助できる心構えと方法を身につける資格です。
また、安心して外出できる環境づくりが施設や企業、団体などにも求められており、現在では、運輸業・小売業・観光業・レジャー産業などサービス業を中心に多くの企業でサービス介助士が育成され、住みよい社会づくりが進められています。高齢化社会のなかで、今後さらに需要が高まる資格といえるでしょう。
大学・専門学校の講座にも取り入れられており、個人受講も含めて既に18万人以上(2020年8月現在)が資格を取得した社会的ニーズの高い資格になっています。

2016年4月より『サービス介助士』へ名称変更

2016年4月に「サービス介助士2級」は「2級」の呼称を外し「サービス介助士」に名称変更されています。サービス介助士資格取得講座は自宅での事前学習で基礎を学び、2日間の実技教習で「おもてなしの心」と「安全な介助技術」を学ぶ講座です。 その他、社会人、大学生、専門学校生などを対象とした在宅で手軽にチャレンジ可能な「准サービス介助士」、中学生・高校生向けに「サービス介助士ジュニア」資格があります。

※2020年7月以降の実技演習については、感染症対策のため、原則、オンライン講座の視聴と1日間の対面式教習によって行われています。

資格取得のメリット

企業や団体などが高齢化の影響、バリアフリー法の施行によって社員教育や自己啓発プロジェクトの一環として、サービス介助士検定制度を取りいれるケースが増えています。特にサービス業界では、今後なくてはならない接客技術として注目されています。有資格者が働く場所には「安心のサービス介助マーク」が貼付され、サービスへの取り組みをアピールできます。
資格を取得して、専門的なお仕事に就くというよりは、現在のお仕事に付加価値をつけるといったイメージの資格ですが、取得することでのお客様からの信頼につながる資格ではないでしょうか。

資格取得をするには

机・椅子・ホワイドボードがある教室

サービス介助士・准サービス介助士

〇対象者:
社会人、大学生、専門学校生など

〇受講料:
【サービス介助士】
41,800円(消費税10%込)
【准サービス介助士】
22,000円(消費税10%込)

※「准サービス介助士合格者」はサービス介助士の「提出課題」が免除、受講料も通常 41,800円(消費税10%込)が 27,500円(消費税10%込)で受講可能です。

〇講座内容と学習方法:
講座内容:
サービス介助士の基本理念、ホスピタリティ・マインド、ノーマライゼーション、高齢社会の理解、高齢者への理解と介助、障がい者への理解と介助、障がい者の自立支援、サービス介助士の接遇、関連法規および制度

学習方法:
【サービス介助士】自宅学習(テキスト1冊、提出課題)、オンライン講座または対面教習1日
【准サービス介助士】自宅学習(テキスト1冊、提出課題、DVD(実技編)を使用)

〇検定試験:
サービス介助士、准サービス介助士(在宅試験)とも検定試験あり
※不合格の場合、再試験制度あり(有料)

〇修了証について:
認定状・顔写真入りの認定証の発行
※3年に一度の資格更新制度があります。(更新料:1,650円(消費税10%込)
※准サービス介助士の場合、希望者のみカードタイプの認定証あり。別途2,200円(消費税10%込)にて

サービス介助士ジュニア

〇対象者:
中学生、高校生、専門学校生など

〇受講料:
テキストや検定料のほか、諸経費あり。詳しくは、直接確認してみてください。

〇講座内容と学習方法:
講座内容:
「サービス介助士ジュニア資格取得講座」の授業が導入されている中学校・高等学校内で受講(学習形式1)。個人向け取得講座(学習形式2)は現在開講準備中です。

学習方法:
テキスト1冊(提出課題付)、授業内での実技教習

〇検定試験:
あり

〇修了証について:
認定状・認定証の発行
あり。
※サービス介助士ジュニア講座の受講希望の方は、公表されている情報も限られているため、詳細確認した方がよいでしょう。

公益財団法人 日本ケアフィット共育機構

公益財団法人 日本ケアフィット共育機構イメージ

公益財団法人 日本ケアフィット共育機構は、高齢な方や障がいがある方への介助の心得と安全な技術を学ぶ資格「サービス介助士2級検定取得講座」を2000年にスタート。全国で11万人以上の資格取得者が、サービス産業の最前線で活躍しています。
※2015年度より「サービス介助士2級」から「サービス介助士」に名称変更されています。

お問い合わせ先
日本ケアフィット共育機構 事務局
電話番号:0120-0610-64

監修者について

藤井寿和

藤井  寿和 Hisakazu Fujii

静岡県西伊豆生まれ。
●合同会社福祉クリエーションジャパン 代表
●介護施設 現場支援コンサルタント
●一般社団法人 日本アクティブコミュニティ協会  公認講師
●介護情報誌「TOWN介護Tokyo」  編集長
●NPO 16歳の仕事塾  社会人講師
●株式会社 是眞  編集長

【保有資格】
●介護福祉士
●ホームヘルパー1級・2級
●レクリエーション介護士1級・2級
●社会福祉主事任用資格
●福祉用具専門相談員
●介護予防運動指導員
●音楽健康福祉士
●音楽レクリエーション指導士3級
●防火管理者
●大型自動車1種免許

お問い合わせはお問い合わせメールまでお願い致します。
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※スクール会場や講座については、直接スクールにお問い合わせください。
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