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初心者でも実務者研修は受けられる?

更新日:2016/12/20

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はじめに

介護職員として、これから働いていきたいという初心者の方は、『介護職員初任者研修』を受講することが一般的ですが、実は無資格・未経験者でも『実務者研修』の受講資格があることを知っていますか?

介護の基礎知識はもちろんのこと、介護現場での必要なスキル、介護職員として習得すべきスキルを学ぶことができるという点では同じですが、場合によっては実務者研修をいきなり受講したほうがお得なこともあるので、違いをしっかりと理解することが大切です。

Q.初任者研修と実務者研修の違いは?

初任者研修、実務者研修のどちらから受講すれば良い?
そんな素朴な疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

初任者研修、実務者研修は何が違うのか。
資格取得の価値、費用と時間数をもとに、その違いについてご紹介します。

介護福祉士(国家資格)の受験資格かどうか

初任者研修は、旧ホームヘルパー2級と同等の資格であり、『介護福祉士(国家資格)』の受験資格ではありません。
一方、介護職員実務者研修は2016年度(2017年1月)より介護福祉士試験の受験資格として実務者研修の修了が義務付られています。
そのため、2016年度(2017年1月)以降に介護福祉士の資格を目指す方は、実務者研修の修了が必須となります。

受講科目、受講時間数が違う

介護職員実務者研修は、初任者研修の受講科目より専門的且つ介護現場で必要な幅広い知識を学ぶため、大きく受講時間数が異なります。それに伴って、受講科目にも違いがあります。
※最終的に、介護福祉士の資格を目指す方は、実務者研修の全受講科目を修了することになります。

〇初任者研修・実務者研修 受講科目と受講時間数一覧

科目名 初任者研修
受講科目
実務者研修
受講科目
時間数
人間の尊厳と自立 5時間
社会の理解T 5時間
社会の理解U × 30時間
介護の基本T 10時間
介護の基本U × 20時間
コミュニケーション技術 × 20時間
生活支援技術T 20時間
生活支援技術U 30時間
発達と老化の理解T × 10時間
発達と老化の理解U × 20時間
認知症の理解T 10時間
認知症の理解U × 20時間
障害の理解T 10時間
障害の理解U × 20時間
こころとからだのしくみT 20時間
こころとからだのしくみU × 60時間
介護課程T 20時間
介護課程U × 25時間
介護課程V × 45時間
医療的ケア × 50時間
医療的ケア(講義・演習) × 16時間

〇:対象科目  ×:未対象科目

初任者研修 受講時間数合計:130時間
実務者研修 受講時間数合計:466時間 ※医療的ケア(講義・演習)16時間含


受講科目で12科目、受講時間数で336時間もの違いがあることが分かります。

受講費用の比較 ※Nスクール事例

〇初任者研修から受講した場合:

受講講座 受講費用 受講時間数
初任者研修 140,000円 130時間
実務者研修 170,000円 320時間+医療的ケア(16時間)
合計 310,000円 450時間+医療的ケア(16時間)

〇実務者研修から受講した場合:

受講講座 受講費用 受講時間数
実務者研修 200,000円 450時間+医療的ケア(16時間)

スクールすべてに当てはまるわけではありませんが、受講費用で大きな開きがあることも事実です。
上記スクール例でみても、介護職員実務者研修から受講された場合の方が110,000円もお得であることがわかります。
これから介護の講座を受講する上で、勉強時間・受講費用にある程度余裕がある方であれば、介護職員実務者研修の受講を検討されてみても良いかもしれません。

タイプ別!こんな初心者の方には実務者研修がおすすめ

面倒な受講手続きが嫌い

初任者研修から受講された場合、実務者研修を受けようと思っても、受講に必要な手続き、受講スケジュールの調整など、スムーズに進まず面倒に感じる場合も考えられます。
また、スクールによっては、実務者研修を開講しておらず、スムーズな受講につながらないなんてことも。

介護福祉士の資格取得をお考えの方で、実務者研修までスムーズに学習したい方には、最初から実務者研修受講をおすすめします。

時間とお金に余裕があり、自分のペースで資格取得をしたい方

介護の仕事はしたいが、焦らずゆっくり資格取得しながら、進めていきたいという方には、実務者研修からの受講スタートをおすすめします。

受講費用の比較でもご紹介した通り、初期投資額は多少高額にはなりますが、結果として出費の削減にもつながります。
また、実務者研修修了までのスケジュールも長期的ですが、最初から受講イメージができるので、根気強く勉強が進められる方にとってはおすすめです。 実務者研修修了後には、介護職員としてだけではなく、サービス提供責任者としての勤務も可能となります。

まとめ(注意点)

初心者の方でも実務者研修を受講することは可能です。
一方で、実務者研修を受講する際には注意しなければならない点ももちろんあります。

実務者研修を受講する上での注意点

・長時間(450時間)のスクーリング(勉強する)時間が確保できるか
・受講費用の初期投資が負担にならないか
・専門的講義内容であっても受講修了まで根気強く続けられるか
※特に、実務者研修を最初から受講される場合、実務経験者向けの内容も含まれてきますので、授業についていくことが難しい場合もあるようです。

以上を理解頂いた上で、実務者研修の受講をおすすめいたします。

不安に感じる方は、まず初任者研修から

実務者研修も受講したいが、受講費用の初期投資費用、受講内容などに不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方は、焦らず初任者研修の受講から進められてみても良いでしょう。

介護の業界がどのようなものなのか、仕事の大変さ、面白さ、やりがいなど段階を踏みながら介護知識を深めていくことも大事です。

より良い方法で、ご自身に合ったスムーズな介護資格取得をしてみてくださいね。