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サービス提供責任者について

更新日:2017/03/23

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サービス提供責任者とは

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サービス提供責任者とは、介護事業所に必ず配置が必要とされる職業の名前です。

介護職員初任者研修や実務者研修のように、修了証明書を発行される資格・研修の類ではなく、介護業務上の「役割・ポジション」の呼び名です。介護業界では「サ責」と呼ばれることもあるようです。

※2013年4月にサービス提供責任者になるための条件・要件は変更されました。

サービス提供責任者になるには

サービス提供責任者になるための条件

以下条件のいずれかを満たしている方であれば、サービス提供責任者としての業務を行うことができます。

・介護福祉士、看護師、准看護師、保健師いずれかの資格を取得した方
・実務者研修を修了した方
・2013年3月31日までにヘルパー1級を取得した方
・2013年3月31日までに介護職員基礎研修を修了した方
・介護職員初任者研修(旧・ホームヘルパー2級)修了+実務経験3年以上を満たしている方(※1)
(東京都福祉保健局 介護保険最新情報 Vol.324を参照)

(※1):
『介護職員初任者研修(旧・ホームヘルパー2級)修了+実務経験3年以上を満たしている方』もサービス提供者になることができますが、介護報酬が10%減算されてしまうので、現場側からするとあまり得策ではないようです。
長期的な目でみても、実務者研修もしくは介護福祉士の資格取得をされた方が良いかもしれませんね。

【注意】
※同行援護サービスの指定事業所でサービス提供責任者になるには、条件で違いがあるので注意してください。

・介護福祉士の資格を取得した方
・実務者研修を修了した方
・介護職員基礎研修を修了した方
・居宅介護従業者養成研修1級を修了した方
・居宅介護従業者養成研修2級修了+実務経験3年以上を満たしている方
※国立障害者リハビリテーションセンター学院視覚障害学科の教科を履修した方、もしくはこれに準ずる場合にはサービス提供責任者として認められます。
(厚生労働省分野別政策 運営基準を参照)

※厚生労働省の発表により、2018年4月からは資格要件として「同行援護従業者養成研修」の修了が義務付けられることが決定しています。ただし、経過措置として2018年3月31日までは修了していない方でもサービス提供責任者としての業務を行うことが可能です。

サービス提供責任者ってどんな仕事?

サービス提供責任者の仕事は、具体的な訪問介護サービスの計画を立てたり、ヘルパーの方々に対する指示・配置・研修、利用者の家族と接する場面があったりと広範囲です。
また、訪問介護サービス利用者40名に対して、1名以上サービス提供責任者を配置しなければならない基準もあり、介護サービスを提供する上で介護業務上欠かせないとても重要な役割を担っています。ここで、サービス提供責任者の主な業務内容について紹介します。

訪問介護サービス計画の作成

ケアマネージャーが立てた介護プランを基に、どのような介護サービス提供をしていくか具体的な計画を立てていきます。また、作成計画を利用者や家族へ説明し、利用者本人の同意を得ることも重要な点です。サービス内容が適切かどうかを定期的にチェックし、必要に応じてより良い計画への変更も行います。

ヘルパーへの指示・指導(マネジメント)

介護計画書に沿って、ヘルパーへ具体的な介護サービスの指示出しや技術指導、介護サービス進行、ヘルパー勤務のスケジュール調整、業務進捗の管理などを行います。同時に、ヘルパーからの相談を受けたり、情報交換などコミュニケーションを取ることも大切な仕事です。サービス提供責任者は、ヘルパーのリーダー的存在と言えるでしょう。

事務作業

サービス提供責任者の業務は、事務作業でも重要な業務があります。介護プランの目標や役割分担などを共有するため、介護サービスに関わる担当者との意見交換をする会議に出席したりもします。 また、勤務する事業所によっては、月末にその月に行ったサービスを取りまとめて介護報酬の請求をするため事務作業も行います。 サービス提供時の契約などの手続きも対応するので、介護保険のしくみや料金体系等も知っておくべき知識もあります。

ヘルパー業務

介護サービスの計画を立てたり、事務作業だけでなく他のヘルパーに同行したり、急遽シフトに入ったり、通常の訪問介護業務も並行して行います。

介護保険法による基準

介護保険法 「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準」の中で業務内容の基準が定められています。以下に抜粋した内容を記載しましたので参考にしてみてください。

(訪問介護計画の作成)
第二十四条  サービス提供責任者は、利用者の日常生活全般の状況及び希望を踏まえて、指定訪問介護の目標、当該目標を達成するための具体的なサービスの内容等を記載した訪問介護計画を作成しなければならない。
2  訪問介護計画は、既に居宅サービス計画が作成されている場合は、当該計画の内容に沿って作成しなければならない。
3  サービス提供責任者は、訪問介護計画の作成に当たっては、その内容について利用者又はその家族に対して説明し、利用者の同意を得なければならない。
4  サービス提供責任者は、訪問介護計画を作成した際には、当該訪問介護計画を利用者に交付しなければならない。
5  サービス提供責任者は、訪問介護計画の作成後、当該訪問介護計画の実施状況の把握を行い、必要に応じて当該訪問介護計画の変更を行うものとする。
6  第一項から第四項までの規定は、前項に規定する訪問介護計画の変更について準用する。

(管理者及びサービス提供責任者の責務)
第二十八条 3項
サービス提供責任者は、第二十四条に規定する業務のほか、次の各号に掲げる業務を行うものとする。
一  指定訪問介護の利用の申込みに係る調整をすること。
二  利用者の状態の変化やサービスに関する意向を定期的に把握すること。
三  サービス担当者会議への出席等により、居宅介護支援事業者等と連携を図ること。
四  訪問介護員等(サービス提供責任者を除く。以下この条において同じ。)に対し、具体的な援助目標及び援助内容を指示するとともに、利用者の状況についての情報を伝達すること。
五  訪問介護員等の業務の実施状況を把握すること。
六  訪問介護員等の能力や希望を踏まえた業務管理を実施すること。
七  訪問介護員等に対する研修、技術指導等を実施すること。
八  その他サービス内容の管理について必要な業務を実施すること。

サービス提供責任者の魅力

介護業界でステップアップしたい方におすすめ

やるべきことがたくさんあって大変な印象もありますが、利用者にこんな介護サービスをしてあげたい、自分の作った計画で満足してもらいたい、そんな思いを実際に計画を立てながら深く関わりを持てるのが一番の魅力です。また、ケアマネジャーやヘルパーだけでなく、介護サービスに関わる様々な職種の方との出会いにより、介護に対する考え方や業務理解なども深まるのではないでしょうか。今後介護業界でステップアップしていく上で役立つことも多いはずです。
待遇面についても、多くの業務をこなすこともあり一般的なヘルパーに比べて給与面で2〜3万円程度高いケースもあります。また、事業所側としても必ず配置しなければならないことを考えると、今後も注目が集まる職種と言えるかもしれませんね。
介護に対して熱い思いがある方や介護業界でステップアップしたい方は、目指してみても良いかもしれませんね。

既に必要条件を満たしていてサービス提供責任者の求人募集をお探しの方は、参考にしてみてください。