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ケアマネ試験の難易度と合格ライン

更新日:2018/08/20

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はじめに

本記事では下記項目について解説します。

第20回試験の合格率は25.1%と大幅アップ!難易度への影響は?

第20回ケアマネ試験結果も公表され、合格率は25.1%と前回の13.1%から12%もアップしています。これは、過去5年間を見ても高い数字になっています。合格率、受験者数、合格者数の推移をまとめてみました。

〇ケアマネ試験 合格率と受験者・合格者数推移
※全国の合計数値

実施時期 合格率 受験者数 合格者数
第21回 平成30年度 (2018年10月14日) -% -人 -人
第20回 平成29年度 (2017年10月8日) 21.5% 131,560人 28,223人
第19回 平成28年度 (2016年10月2日) 13.1% 124,585人 16,280人
第18回 平成27年度 (2015年10月11日) 15.6% 134,539人 20,924人
第17回 平成26年度 (2014年10月26日) 19.2% 174,974人 33,539人
第16回 平成25年度 (2013年10月13日) 15.5% 144,397人 22,331人

厚生労働省 第20回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について』を参照

受験者数に対して、合格者数が多ければ、当然合格率は上がります。前回の試験に比べ、受験者数は7,000人、合格者数は12,000人程増えているのがわかります。受験者数以上に合格者数の伸びが大きかったため、結果的に合格率が大幅アップしたといえます。
合格者数が多かったのは、試験問題難易度に対して合格基準点が易しかったと推測しています。

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ケアマネ試験 合格ライン

ケアマネ試験は各分野ごとに、その年の合格基準点を満たさなければなりません。合格基準点は正答率70%、つまり10問中7問正解することが目安となり、その年の問題の難易度によって補正があります。

〇分野別 合格基準点
「介護支援分野」総得点25点
「保健医療福祉サービス分野」総得点35点
計60点満点 1問1点

実施時期 介護支援分野 保健医療福祉
サービス分野
第21回
(2018年10月14日)
-点 -点
第20回
(2017年10月8日)
15点 23点
第19回
(2016年10月2日)
13点 22点
第18回
(2015年10月11日)
13点 25点
第17回
(2014年10月26日)
14点 25点
第16回
(2013年10月13日)
15点 26点
第15回
(2012年10月28日)
15点 22点

第20回試験では、合格基準点が前回よりも3点高くなっています。
分野別 点数増加の内訳:
介護支援分野2点、保健医療福祉サービス分野1点
各分野での正答率70%を基準とされていますが、『何点獲れば合格』と決まった合格ラインがあるわけではなく、試験実施される年によって変動するものであると考えておく必要があります。また、介護支援分野で合格基準に達していても保健医療福祉サービス分野で達せず、不合格なんてことがないように注意が必要ですね。

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第21回のケアマネ試験は難しくなる?

第20回試験の受験者からは、問題自体は簡単だったという声も出ていました。一方で、正答で迷うような問題もあり点数を獲れたか不安という方もいたようです。では、第21回試験の難易度はどうなるのでしょうか。
2018年のケアマネ試験より受験資格が変わることで、受験者数の増減はあると予想しています。その状況次第で、合格基準も補正される可能性はあるかもしれません。ただし『介護支援分野、保健医療福祉サービス分野ごとに正答率70%を基準』としているので、大きく難易度が難しくなったり、易しくなることは考えにくいでしょう。

介護支援分野で15点、保健医療福祉サービス分野で25点を目安に試験対策を進めれば問題ないと思います。
受験資格の変更については『介護支援専門員の受験資格』でも解説していますので、参考にしてみてください。

より得点源を確実に正解することが重要!

ケアマネ試験は実施年度によって多少の違いはあるものの、合格基準が決められています。そのため、合格するためには得点源となる問題を確実に正解できるかどうかが重要となります。また、今回の試験では正答に迷う問題もあったということを考えれば、用語をしっかりと理解する、問題文を正確に読み解く力も求められるといえるでしょう。

ケアマネ試験の都道府県別合格率ベスト3

都道府県別での合格率を見てみると、全国平均【 25.1% 】より高い地域は『東京、愛知、神奈川、埼玉』の4箇所のみで、20%を超えた都道府県は半分ほどでした。ちなみに、一番低かったのは秋田で14.5%でした。
試験問題や合格基準は全国で統一されているので、合格率の違いは都道府県別の受験者数による違いと言えるでしょう。

〇ケアマネ試験 都道府県別合格率ベスト3

実施時期 合格率 1位 合格率 2位 合格率 3位
第21回平成30年度
(2018年10月14日)
- - -
第20回平成29年度
(2017年10月8日)
東京
26.5%
愛知
26.1%
神奈川 埼玉
25.4%
第19回平成28年度
(2016年10月2日)
愛知
16.8%
東京
16.6%
埼玉
16.4%
第18回平成27年度
(2015年10月11日)
愛知
19.5%
東京
19.1%
埼玉
18.4%
第17回平成26年度
(2014年10月26日)
東京
23.0%
愛知
22.4%
京都
22.0%
第16回平成25年度
(2013年10月13日)
山口
18.7%
愛知
18.2%
岐阜
18.1%
第15回平成24年度
(2012年10月28日)
愛知
22.9%
埼玉
22.2%
大阪
22.0%

厚生労働省 第20回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について』を参照

ケアマネのこと全般について詳しく知りたい方はこちらのページをご覧下さい。無料で資料請求もできます。

介護福祉士との難易度の違い

ケアマネと介護福祉士の試験難易度について、試験問題、合格率、受験資格で比較してみました。

資格名 試験問題 合格率 受験資格
ケアマネ 60問
マークシートによる五肢複択方式

試験時間120分
15〜20% ケアマネの受験資格

以下の1〜5を通算して従業期間が5年以上、かつ当該業務に従事した日数が900日以上であること
1.法定資格保有者
2.生活相談員
3.支援相談員
4.相談支援専門員
5.主任相談支援員
介護福祉士 125問(筆記試験)
マークシートによる五肢択一方式

試験時間220分
60% 実務経験ルートの受験資格条件
従業期間が3年(1,095日)以上、かつ従事日時540日以上
※2017年1月実施の試験より実務者研修の修了が必須

〇解答方式の違いによる難しさ
ケアマネ試験と介護福祉士試験では、解答方式が違います。
ケアマネ試験の「五肢複択」とは、1つの問題に解答の選択肢が5つあり、その中から適切なものを複数選ぶ方式です。
※ケアマネ筆記試験では2つ、もしくは3つです。
一方で、介護福祉士試験の「五肢択一」とは1つの問題に解答の選択肢が5つあり、その中から適切なものを1つ選ぶ方式です。

「複択方式」では、幅広い知識と正確な知識がないと解答できないこともあったりもします。解答を導き出す難しさはケアマネ試験の方が高いと言えます。また、選択した解答が1つでも間違ってしまうと点数にはならないので、ケアマネ試験の方が点数を獲りづらいかもしれませんね。

〇試験時間の違いによる難しさ
介護福祉士試験の方が試験時間も長く、出題数も多いです。そのため、介護福祉士試験の方が集中力が必要とされる難しさがあるのではしょうか。また、1問の解答にかけられる時間も介護福祉士試験の方が2分弱程度と、若干ですが解答スピードも求められる試験になっています。

〇受験資格の違いによる難しさ
ケアマネと介護福祉士では、受験資格である従業期間に2年もの違いがあります。受験資格を得るまでの労力でケアマネ試験の方が難しいのではないでしょうか。

ケアマネについて詳しく知りたい方はこちらのページをご覧下さい。無料で資料請求もできます。
介護福祉士について詳しく知りたい方はこちらのページをご覧下さい。

その他資格との難易度の違い

〇社会福祉士との難易度の違い
社会福祉士の合格率はここ数年26〜27%程度で、数字を見ると合格率が20%を切るケアマネ試験の方が難しいのではと感じると思います。合格基準も、社会福祉士は正答率60%が基準となるのに対して、ケアマネは正答率70%が基準となります。試験の難易度はケアマネが上といえるでしょう。しかし、社会福祉士の方が基本的には受験資格の基準が厳しいので、その分試験の難易度は抑えている面もあるかもしれません。ちなみに、社会福祉士資格はケアマネ資格と違い、国家資格です。

〇精神保健福祉士との難易度の違い
ケアマネ試験よりも試験科目が多く16科目全てで得点が必要です。そのため、精神保健福祉士の方がまんべんなく点数を獲らなければならない難しさがあります。また、試験会場も住んでいる都道府県以外で選択可能ですが全国で7箇所しかないため、場合によっては受験しづらいことがあるかもしれませんね。

〇理学療法士との難易度の違い
理学療法士の試験には、筆記試験だけでなく実地試験もあります。実地試験では問題文の事例から解答を導き出す現場さながらの問題になっていて、ケアマネ試験よりも考えて解答しなければならない難しさがあります。
ですが、実地問題は120点中43点以上が合格基準で、正解率としてはそこまで高くはないといえるでしょう。実地試験対策を十分に行っていればケアマネ試験よりも合格しやすいと言えるのではないでしょうか。

ケアマネについて詳しく知りたい方はこちらのページをご覧下さい。無料で資料請求もできます。
社会福祉士について詳しく知りたい方はこちらのページをご覧下さい。

ケアマネ試験で一発合格! おさえるべきポイント

ケアマネ試験は全部で60問出題されます。満点を獲れれば問題なく合格できますが、各分野での正答率70%【介護支援分野(17点)、保健医療福祉サービス分野(24点)】を合格ラインとして勉強すれば、合格基準点が大幅に高くならない限りは合格できるでしょう。
試験に向けた学習方法や試験当日におさえておくべきポイントなどを紹介しますので、受験する際の参考にしてみてください。

試験までの進め方

独学で進めようと考えている方は、過去問題で1ヶ月後に何点獲るなどの目標を立てると良いでしょう。いきなり合格ラインは難しいと思いますので、1ヶ月後は介護支援分野で10点、保健医療福祉サービス分野で15点など無理のない目標を立ててみましょう。1週間単位で細かく立てるのもモチベーション維持につながるかもしれませんね。
また、時間が経てばどうしてもモチベーションは下がり気味になりがちですが、そんな時はケアマネ資格取得の目的や将来像などを思い起こし、原点に立ち返ることも大切です。期待が膨らめば、気持ちも新たに学習できるのではないでしょうか。

毎年、問題集が発行されています。次の第21回試験(2018年10月実施予定)を受ける際には、最新の2018年度版テキストを使うようにしましょう。
最新版のテキスト情報は『ケアマネ 試験勉強方法別での費用比較|過去問・テキスト・通信講座』で紹介していますので、参考にしてみてください。

試験でのちょっとしたコツ

ケアマネ試験は、五肢複択方式で60問出題され、試験時間120分です。
1問2分程度の解答時間はありますが、時間がかかってしまい60問全てに解答できなかったなんてことは避けたいですよね。そこで、試験で点数を稼ぐ上でのポイントを紹介します。

・難問(解答に困った時)は後回しにする
・明らかに正解ではないと思うものは選択しから外す

※特に、"介護支援分野"は毎年難易度が高く得点しづらい傾向があるようです。

解答時間短縮と正解率アップの方法としておさえておきたいですね。試験時間は限られていますので、このようなちょっとした工夫も試験合格に近づく大切なポイントだと思います。
解答に悩んだ際には一度気持ちを落ち着かせる意味でも1問どのくらいかかっているか振り返ってみても良いかもしれません。解答ペースの見直しも案外重要ですよ。

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