介護福祉士のキャリアアップにおすすめの資格は?各資格の特徴や取り方を解説!

介護福祉士のキャリアアップにおすすめの資格は?各資格の特徴や取り方を解説!

更新日: 2023/09/29

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はじめに

介護業界のキャリアアップは介護福祉士までのルートが確立されています。しかし、介護福祉士を取得した後のキャリアアップについては色々な選択肢があり、迷われる方も多いのではないでしょうか。
ここでは介護福祉士の方がキャリアアップ、あるいは転職などをするのにおすすめの資格を、その特徴や資格取得の方法などを交えてご紹介します。

介護福祉士については下記のページにまとめてありますので、参考にしてみてください。
>> 『介護福祉士とは?資格概要・取得メリット・取得方法も紹介』

もくじ[閉じる]

介護福祉士のキャリアアップにおすすめの資格は?

高齢女性の歩行をサポートする女性介護士

認定介護福祉士

介護福祉士は国家試験であり介護のプロフェッショナルであることを証明する資格ではありますが、さらに上位の資格として「認定介護福祉士」という資格があります。こちらは民間資格です。
実践的な介護スキルのほかに、スタッフの指導や現場でのマネジメント、地域との連携など幅広い介護活動を行うことができるようになります。
600時間の研修が必要であったりと、取得の条件は少々厳しいですが、スキルアップして仕事の幅を広げたい介護士にはおすすめの資格です。

取得条件 介護福祉士を取得後、実務経験が5年以上
取得方法 認定介護福祉士養成研修を受講
600時間(およそ1年〜1年半)
費用 約60万円

ケアマネジャー(介護支援専門員)

ケアマネジャー(介護支援専門員)は、介護福祉士を取得した方が次に目指すことの多い資格です。ケアマネジャー資格は国家資格ではなく各都道府県が管轄する公的資格です。
ケアマネジャーの主な仕事は介護保険サービスを必要とする人の要介護の度合いを測る「要介護認定」や、適切な介護サービスを利用できるよう方針や内容、目標などを設定した「ケアプラン」を作成することです。
介護保険サービスを必要とする人にとってより重要な仕事ができるようになります。

取得条件 1.2いずれかをみたしていること。
(1)医療・福祉系の国家資格に基づく実務経験5年以上
(2)所定の施設等で相談援助業務5年以上
取得方法 ケアマネジャー試験に合格
ケアマネジャー実務研修(講義・演習:87時間 / 実習3日間)
費用 受験費用:12,800円 / 研修費用:61,000円
※東京都の場合

医療介護福祉士

医療介護福祉士は、一般社団法人日本慢性期医療協会が認定を行っている民間資格です。
介護福祉士として1年間の実務経験があれば、全6日間の研修を受けることで取得でき、他の資格と比べて比較的簡単に取得することができます。
研修では身体介護のほか、慢性期医療における検査や薬の知識、救急処置などの医療に関することも学びます。
医療介護福祉士を取得することで医療チームのメンバーとして活動できるようになります。高齢者の患者さんが増えたことによる医療現場での介護士のニーズは高まっており、今後需要が高まる資格と言えるでしょう。

取得条件 介護福祉士として1年以上の実務経験
取得方法 講義(16単位)+実習(8単位)の全24単位(全6日間)
費用 一般参加:9万円 / 会員施設勤務:7万円

認知症ケア専門士

認知症ケア専門士は認知症の知識に特化した資格ですので、介護福祉士として何かに特化した知識を身に着けたい方におすすめです。
認知症ケア専門士の資格を取得することで、認知症の利用者やその家族の相談に乗ったり、質の高いサービスを提供できるようになります。
試験は1次試験が「筆記」、2次試験が「論文・面接」となっており、合格後に研修(動画視聴)を経て資格取得に至ります。

取得条件 認知症ケアの実務経験3年以上
取得方法 認知症ケア専門士認定試験に合格後、研修を受講する
費用 3,000円×受験分野数(4分野で12,000円)

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介護福祉士が狙える役職は?

サービス提供責任者

サービス提供責任者とは、訪問介護サービス提供におけるリーダー的な役割を担う人のことを言います。
具体的には、ケアマネジャーが立てた介護プランから、訪問介護サービスの計画立案やヘルパーへの指示・指導が主な仕事です。さらに、利用者の家族とコミュニケーションを図り、介護サービスの説明や同意を得ることも行います。
指定訪問介護事業所では「配置義務」といって「利用者数40人に対して1人以上サービス提供責任者を置く義務」があり、介護サービスを提供する上で、欠かすことができない重要な存在となっています。

施設長、事業所長

介護福祉士のキャリアアップとして、介護施設の施設長や事業所長を目指すというルートもあります。
施設長や事業所長になるには、施設で長年勤める必要があります。またその間にリーダー職や副施設長などを経験して、介護以外のマネジメントや施設運営についても学ぶ必要があるでしょう。
しかしながら、施設長や事業所長は前任の方が退職しない限り、なかなか枠が空きません。そういった場合には、新しくオープンする施設や事業所の施設長として転職することも視野に入れて求人を探してみることをおすすめします。

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介護福祉士からの転職におすすめの資格は?

高齢男性と男性介護士と女性介護士

社会福祉士

社会福祉士とは身体的・精神的な障害を持つ方や環境上の理由から日常生活を送るのが困難な方の相談に乗り、適切や福祉サービスを選定したり、行政機関・医療機関との橋渡しをする仕事です。
「身体的・精神的な障害を持つ方」には当然介護を必要とする人も含まれていますので、介護福祉士で培ったノウハウを生かすことができます。
また、2021年の改正により、介護福祉士の資格を持っている場合は、実習240時間のうち60時間が免除になり介護福祉士からチャレンジしやすくなりました。

取得条件 学歴や実務経験により異なる
取得方法 社会福祉士国家試験に合格
費用 4年制大学:約300〜400万円
短期大学:約100〜200万円
(通信制短期大学:約40〜60万円)
専門学校:約80〜100万円

保育士

保育士も介護福祉士からの転職におすすめの資格です。
介護福祉士の資格を持っている方が保育士の試験を受ける場合には全9科目中3科目「社会福祉」「子ども家庭福祉」「社会的養護」の筆記試験が免除となりますので、1から勉強するより負担が少なく受けることができます。
また、介護福祉士の経験を活かして障害児施設や介護福祉施設に併設されている保育所でも働くことができるので、仕事の幅を広げることができます。

取得条件 学歴や実務経験により異なる
取得方法 指定保育士養成施設を卒業、もしくは保育士試験に合格
費用 4年制大学:約300〜400万円
短期大学:約100〜200万円
(通信制短期大学:約40〜60万円)
専門学校:約80〜100万円

看護師

看護師というと一般的には病院に勤務するイメージがありますが、介護施設の中には「配置義務」によって看護師を設置する義務のある施設もあります。そのため、介護福祉士と看護師両方の資格を持っていることで、好待遇で採用されやすくなります。
また、病院勤務でも、高齢者や障がいのある患者さんをケアすることも多く、介護福祉士としての経験を生かして働くことができるでしょう。
現在厚生労働省主導で看護師と介護福祉士のカリキュラムの共通化が進められており、今後介護福祉士の資格を持っている方が看護師を目指す際には、いくつかの科目が免除され資格を取得しやすくなる予定です。これを機に、看護師の資格取得を検討してみてはいかがでしょうか?

取得条件 4年制大学卒(看護学系学部)
短期大学卒(3年制:看護学科など)
専門学校卒
取得方法 看護師国家試験に合格
費用 4年制大学:約500〜700万円
短期大学:約250〜400万円
専門学校:約200〜300万円

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まとめ

介護福祉士を取得した方がさらなるキャリアアップを目指すには大きく3つの方法があります。
ひとつはケアマネジャーや認知症ケア専門士など、介護に関する別の専門的な資格を取得して、その分野のエキスパートとして仕事をするルート。
もうひとつは、サービス提供責任者や施設長・事務所長としてリーダー的な存在となり、スタッフの指導や施設運営に携わる役職に就くルート。

 そして最後は介護の経験を生かして別の職種に転職するルートです。 別職種の資格を取得する際は、社会福祉士や保育士など、介護福祉士の資格を持っていることで試験や実習の免除を受けられる資格がおすすめです。

以上のように介護福祉士の資格を取得することは様々なメリットがあります。ぜひ、取得を目指してみてください。

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