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生活援助従事者研修とは

更新日:2018/03/14

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生活援助中心のサービスを提供するために必要な知識・スキルを学ぶ研修!

生活援助従事者研修は、介護の人材確保の裾野を広げることを目的とし、訪問介護の生活援助を中心としたサービスの担い手を育成するための研修です。
ちなみに、以前より話が出ている『入門研修』とは異なります。また、市区町村で実施されている『生活支援サービス従事者研修』とも違います。

生活援助従事者研修のカリキュラム内容は、初任者研修と同科目で時間数が59時間(初任者研修の130時間の約半分)と決められています。しかし、研修をどこで実施されるか、受講費用などについてはまだ決まっていません。詳細が分かり次第、当ページでも紹介していく予定です。

生活援助従事者研修のカリキュラムはどんな内容?

生活援助従事者研修のカリキュラムは、既に厚生労働省より公表されています。初任者研修と同科目で構成されていますが、時間数が初任者研修(130時間)の約半分である59時間で組まれています。(別途修了評価として筆記試験あり)

以下で、各科目別に『初任者研修』『生活援助従事者研修』の時間数を一覧でまとめてみました。どの科目で違いがあるのか、参考にしてみてください。

▽【研修科目別】初任者研修と生活援助従事者研修の時間数

講義 項目 初任者研修
時間数
生活援助従事者研修
時間数
職務の理解 6 2
介護における尊厳の保持・自立支援 9 6
介護の基本 6 4
介護・福祉サービスの理解と医療との連携 9 3
介護におけるコミュニケーション技術 6 6
老化と認知症の理解 12 9
障害の理解 3 3
こころとからだのしくみと生活支援技術 75 24
振り返り 4 2
合計 130 59

※別途、筆記試験による修了評価あり。

各科目別の学習目標

各科目別に、学習目標も設けられています。どのようなことを学ぶのか、身につけられるのか参考にしてみてください。

◎職務の理解
研修修了者が行う職務の範囲及び緊急時の対応について理解するために必要な内容を含めること。
必要に応じて、施設の見学等の実習を活用すること。

介護における尊厳の保持・自立支援
介護職が、利用者の尊厳と自立を支える専門職であることを自覚し、介護・福祉サービスを提供するに当たっての基本的視点等を理解することを目的とすること。

介護の基本
利用者の介護に当たり、介護職としての倫理及び生じるリスクを十分に理解した上で介護を行うことの必要性を理解することを目的とすること。

介護・福祉サービスの理解と医療との連携
介護保険制度や障害者福祉制度を担う一員として最低限知っておくべき制度の目標、サービス利用の流れ及び各専門職の役割と責務について、その概要を理解することを目的とすること。

介護におけるコミュニケーション技術
サービス提供の際に必要となる観察、記録及び報告を含めたチームでのコミュニケーションの方法を理解することを目的とすること。

老化と認知症の理解
加齢・老化に伴う心身の変化及び疾病並びに認知症の利用者を支援する際の基本的な視点を理解することを目的とすること。

障害の理解
障害の概念及び国際生活機能分類並びに障害者福祉の基本的な考え方について理解することを目的とすること。

こころとからだのしくみと生活支援技術
介護技術の根拠となる人体の構造及び機能に関する知識を習得し、安全な生活援助が中心である指定訪問介護の提供方法等を理解することを目的とするとともに、その習得状況を確認すること。
※、移動・移乗に関連した実習を2時間実施すること。

振り返り
必要に応じて、施設の見学等の実習を活用すること。

生活援助従事者研修の実施に向けて感じる課題・疑問!

生活援助従事者研修が実施される中で、研修の実施先や介護事業所側の目線で考えた場合に課題や疑問に感じてしまいます。その例を紹介したいと思います。

現時点では、研修実施先も不透明。今すぐ受講は出来ない!

カリキュラム内容については公表されていますが、生活援助従事者研修の実施先がどうなるかは、決まっていないようです。そのため、今すぐ研修を受けることはできないのが現状です。
研修を行う側としても、受講費用の妥当性や開講場所をどうするのかなどが決められない状況ではないかと考えられます。ちなみに、初任者研修の受講費用を3万円台で開講しているスクールもあるため、単純に半額にすると生活援助従事者研修の受講費用は15,000円の計算になります。その価格で実施するか疑問を感じています。

介護報酬改定で生活援助を担うヘルパーの報酬が減少!雇用での懸念あり

新年度の介護報酬改定で基本報酬を2単位引き下げるとの判断が下されたようです。生活援助を担うヘルパーの報酬も微減となるため、介護事業所側も雇用しづらい状況になると考えられます。
生活援助従事者研修を修了したからと言って、それだけで仕事に就くことは難しいのではないかと考えています。

生活援助従事者研修修了で初任者研修の受講免除科目があるのか不明!

生活援助従事者研修のカリキュラムは、初任者研修と同科目とされています。生活援助従事者研修修了した場合、初任者研修の受講時間数免除になるのではないかと言われています。しかし、実際のところはどうなるか、決定していないようです。

未資格・未経験から介護のお仕事をするには

初任者研修で介護の基礎知識・スキルを身につけるのが得策!

生活援助従事者研修については、研修の実施先がどうなるのかも不透明な状況です。これから介護の資格を取得しながらお仕事をしたいと考えている方は、初任者研修から受講されるのが得策かもしれませんね。

尚、生活援助従事者研修について明らかになった情報は、随時掲載していく予定です。