精神保健福祉士の年収・給料

精神保健福祉士(PSW)の年収・給料は?給料アップさせる方法についても紹介します。

更新日: 2024/03/05

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精神保健福祉士の年収・給料はどのくらいなのでしょうか。またどうすれば年収・給料アップを見込めるのでしょうか。
ここでは、年収・給料の相場や給料をアップさせる方法などについて紹介していきます。

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精神保健福祉士(PSW)の年収・給料はどのくらい?

精神保健福祉士(PSW)の年収は300〜400万円が平均!

まずは、精神保健福祉士(PSW)の平均年収について見ていきましょう。

精神保健福祉士(PSW)の登録機関である「公益財団法人社会福祉振興・試験センター」が平成27年に行った調査によると、平成26年の精神保健福祉士(PSW)の平均年収は347万円でした。
ただし、この数値にはパートなどの非正規職員も含まれています。

ちなみに、正規雇用に限った平均では、男性426万円、女性368万円でした。

なお、民間の企業のように、精神保健福祉士(PSW)についても経験や年齢、役職の有無により年収は上がっていく傾向は見られます。20代の平均では255万円ですが50代では468万円となっているようです。

精神保健福祉士(PSW)の月収は?

精神保健福祉士の給料は、平均でおよそ20万〜30万円と言われています。
とくに精神科の医療機関や精神保健福祉センターなどの行政機関の給料が高い傾向にあります。

社会福祉士との年収の違いは?

令和2年度の調査によると、社会福祉士の平均年収は403万円です (参考:社会福祉振興・試験センター)。

精神保健福祉士(PSW)の平均年収347万円と比べると、社会福祉士の平均年収の方が高いと言えます。

勤務先・勤務する地域による給与差も大きい!

精神保健福祉士(PSW)の年収は、勤務先によって給与に差が出ることが多いことを抑えておきましょう。

一般的には、精神保健福祉士(PSW)の給与は国家公務員の給与に準じるとされていますが、これは勤務先に保健センターや精神保健福祉センターなどの行政機関が含まれていることも影響しています。

大規模な病院ではこれらと同水準であることも多いのですが、小規模なクリニックや障害福祉サービス事業所になると給与水準は少々下がる傾向も見られます。

医療機関を例に挙げると、精神科病院の平均年収は430万円ほどですが、それよりも規模が小さくなる心療内科医院になると380万円ほどになります。

事業所の規模や形態は、年収以外にも福利厚生に違いがあることも多いのであわせて確認しておきたいものです。

また、一般企業同様、勤務地域によっても給料に差があるでしょう。ちなみに、パート等の場合、時給では他の一般的な職種とほとんど変わらない水準になります。

勤務体系によっても年収は変わります。精神保健福祉士(PSW)の1割弱は夜勤がある環境で働いていますが、その場合は手当等が発生するため、年収も少し上がります。

しかし、約9割は夜勤なしの環境です。見方を変えれば、精神保健福祉士(PSW)は医療・福祉系の仕事の中では、比較的時間的な負担が少ない職種とも言えます。
勤務先によっては、残業はほとんど発生しないという例もあります。

精神保健福祉士(PSW)は国家資格でもあり、専門知識を有しているにも関わらず、一般の給与水準と大きな開きがありません。
そのため、精神保健福祉士(PSW)の中には給料に不満を持っている、という話も聞かれます。

給与水準はさほど高くありませんが、もとも高い給料を目指して精神保健福祉士(PSW)を選ぶというよりは、仕事のやりがいや、勤務体系的な働きやすさに魅力を感じて精神保健福祉士(PSW)として働いている人の方が多いのではないでしょうか。

先の「社会福祉振興・試験センター」の調査結果においても、約8割程度の方が先々も精神保健福祉士(PSW)として働きたい・働き続けたいと回答していることからも分かりますね。

精神保健福祉士(PSW)が給料をアップさせる方法は?

保有資格を増やして活躍できる領域を広げる!

精神保健福祉士(PSW)は国家資格ですが、給与については民間平均と大きな差はなく、年収レベルとしてはそこまで恵まれているとは言えません。

また、一般企業のように会社の業績や自己の実績次第で賞与が大きくアップするというわけでもありません。

とはいえ、年収アップを図ることは十分に可能です。

その1つが、精神保健福祉士の他に保有資格を増やす方法です。
保有資格を増やすことで、それだけ仕事の範囲が広がり活躍の機会も増えるでしょう。
現状、精神保健福祉士(PSW)の多くが、他の福祉系の資格を保有しています。

最も多いものが社会福祉士で、精神保健福祉士(PSW)の半数以上が資格者です。
精神保健福祉士(PSW)では精神に問題を抱えている人への相談応需が主な仕事になりますが、社会福祉士の場合は精神に加えて高齢者や低所得者など相談の対象が広がるため、求められるニーズが高いからです。

社会福祉士の場合、精神保健福祉士(PSW)より年収水準も若干上がるケースもあるため、取得は何かとメリットがあるでしょう。

資格取得するために習得する学習項目も、知識精神保健福祉士(PSW)と重複する部分が多くあります。
試験を受ける際に免除科目も用意されているので、比較的取得しやすいとされています。

その他、社会福祉主事、介護支援専門員を保有している人も多い傾向です。

勤務先で他の業務を兼任する!

精神保健福祉士(PSW)として働いていても、他の業務を兼任しているという人も多いのではないでしょうか。

その業務の資格を取得することは、年収アップだけでなく、スキルアップにもつながります。他の専門職の仕事を理解しておくことで、実務上の連携もスムーズに行くでしょう。

そして、精神保健福祉士(PSW)も、施設長や管理者など、責任のある役職に就いた場合には、年収アップが期待できます。

その他、実績を積んでいれば講演活動などを行うことでも収入を得るチャンスがあるでしょう。

勤務先を変える!

現在小規模な医療機関など比較的年収水準の低い事業所で働いているのであれば、行政職や大規模医療機関へ転職するというのも有効な手段です。

なお、転職の際は月収だけでなく、賞与規定や各種手当についても確認しておきましょう。事業所により差が出やすい傾向にあるようです。

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精神保健福祉士(PSW)の活躍の場・将来性は?

医療・福祉施設における活躍の場は、さらに広がると予測!

ハローワークや教育機関などでのメンタルケアはもちろん、一般企業で働く人のストレス対策など、心の問題は大きなテーマとなっています。
そんな現代社会に伴って、精神保健福祉士に求められる役目も大きくなっています。

また、今後はグループホームやケアサービス、救護施設や児童養護施設など福祉施設などで精神保健を専門にケアできる精神保健福祉士の活躍の場は広がっていくと予想されています。

推測ですが、需要が増えていくことで収入(給料)や待遇面で改善されてくるのではないかと考えられます。
医療・福祉領域で仕事の幅、活躍の場を広げていきたいとお考えの方には、おすすめの資格といえるのではないでしょうか。

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