実務者研修の学習内容(カリキュラム)とは?受講に必要な時間数について

実務者研修の学習内容(カリキュラム)とは?受講に必要な時間数について

更新日: 2023/11/22

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藤井 寿和

この記事を書いたのは

介護福祉士:藤井 寿和

藤井 寿和(ふじい ひさかず)は20代で介護福祉士やデイサービスの管理者を経験。35歳で独立し合同会社「福祉クリエーションジャパン」の代表となる。 現在、介護業界施設のコンサルタントや介護業界人材の育成・研修をしながら、介護専門メディアの記事執筆や監修も手掛けている。

『人間と社会』『介護』など20科目(450時間)+『医療的ケア』を学習!

実務者研修の学習内容(カリキュラム)は、取得している資格の種類に応じて研修時間が異なりますが、何も資格を持っていない人は20科目のカリキュラムを受講する必要があり、受講時間は450時間となります。
20科目450時間の学習教育内容は、『人間と社会』、『介護』、『こころとからだのしくみ』、『医療的ケア』と大きく4つの領域に分けられます。
本ページではカリキュラム・学習内容について詳しく解説します。

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実務者研修とは?

笑顔の高齢女性と女性介護士

実務者研修とは、介護福祉士国家試験の受験資格を得るために必要な資格です。
実務者研修では、介護に関する座学や介護技術、医療的ケア演習を学ぶことで、より専門性の高い介護の知識を習得できます。

研修の内容、実技試験の内容、そして実務者研修を修了した後に担当できる仕事について詳しく解説します。

実務者研修の内容

実務者研修の内容は、介護福祉士国家試験の科目や医療的ケアの基礎知識に関するものです。
研修は全国の養成所で受講でき、内容は統一されています。
しかし、スクールごとに進め方や費用が異なります。

実務者研修の実技試験の内容

実務者研修の実技試験は、必須ではありません
そのため、養成所によっては、技術習得の確認として実技試験を実施している場所も存在します。

実技試験の主な内容には、移乗介助、オムツ交換、食事介助などが含まれます。
試験は多くの受講者の前で行われるので、本番に備えて十分な練習が必要です。

実務者研修でできる仕事

実務者研修を修了することで、無資格の介護職員よりも責任感のある仕事を任せられるようになります。
代表例としては、サービス提供責任者です。
サービス提供責任者は、ケアマネジャーが作成したケアプランに基づき、訪問介護計画書を作成します。

その他にも、サービス担当者会議への参加や、未経験の介護者への指導など、幅広い業務を担当することが可能となります。

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実務者研修の学習内容を科目別に紹介

【厚生労働省によるカリキュラム】学習科目と時間数一覧

実務者研修の学習内容は、厚生労働省によって4つの領域に分けられています。
カリキュラムは20科目(450時間)となっています。
学習内容は、『医療的ケア』については座学と別で演習があります。
尚、演習の詳しい時間数・内容については、実務者研修の受講先により異なります。

実務者研修の受講科目と時間数について、一覧でまとめました。

▽【実務者研修】受講科目と時間数

領域 科目名 時間数
『人間と社会』 人間の尊厳と自立 5時間
社会の理解T 5時間
社会の理解U 30時間
『介護』 介護の基本T 10時間
介護の基本U 20時間
コミュニケーション技術 20時間
生活支援技術T 20時間
生活支援技術U 30時間
介護過程T 20時間
介護過程U 25時間
介護過程V 45時間
『こころとからだのしくみ』 発達と老化の理解T 10時間
発達と老化の理解U 20時間
認知症の理解T 10時間
認知症の理解U 20時間
障害の理解T 10時間
障害の理解U 20時間
こころとからだのしくみT 20時間
こころとからだのしくみU 60時間
『医療的ケア』 医療的ケア 50時間
- 合計 450時間

※『医療的ケア』には50時間と別に演習を修了する必要があります。
参照:厚生労働省『実務者認定ガイドライン』

各科目別の学習内容を紹介

実際、各科目でどのようなことを学ぶのでしょうか。
科目別に学習の到達目標とポイントを紹介したいと思います。
学習前のイメージとして参考にしてみてください。
※介護福祉士実務者研修テキスト(中央法規出版)を参照

人間の尊厳と自立(5時間)
<到達目標>
尊厳の保持や自立・自律の支援、ノーマライゼーション、利用者プライバシーの保護、権利擁護など基本的理念についての理解を深める

1.人間の多面的な理解と尊厳
生活の営みからはじまり、介護職員に求められている人間の多面的な理解について学習します。また、人権の尊厳の意義や歴史的経緯なども学びます。日本における尊厳に関する諸規定の中心は、日本国憲法です。
2.自立・自律の支援
介護における自立、自立支援の意義が中心の項目です。介護職に求められる自立支援とは、どのようなものか、支援の目的や重要性を学びます。
3.人権と尊厳
尊厳を無視した介護の課題、ノーマライゼーションの実現やプライバシー保護などが項目に含まれています。個人情報保護法についても学びます。
ノーマライゼーションとは「障害者・高齢者、健常者などで区別し隔離するのではなく、全ての人がごく普通の生活を送れる社会づくりを実現させる」考え方のことです。

社会の理解T(5時間)
<到達目標>
介護保険制度の体系、目的、サービスの種類と内容、利用までの流れ、利用者負担、専門職の役割などを理解して利用者に助言できる

1.介護保険制度創設の背景と目的
年齢区分別の人口割合や平均寿命、介護や支援を要する高齢者の増加、家族による高齢者介護の実情などを理解しながら、介護保険が創設された背景や基本理念について学びます。また、これまでにあった制度(老人福祉制度、医療保険制度)などについても触れていきます。
2.介護保険制度の基礎的理解
保険者・被保険者についての概要、保険給付の対象者や保険給付までの流れ、保険給付の種類と内容などを学習します。居宅介護サービスや施設サービス、地域密着型サービスについても、どのような種類があるか理解する必要がありますね。また、保険給付に必要な費用についての項目も含まれています。
3.介護保険制度における専門職の役割
介護職員の役割や他の専門職との連携、役割分担などを学びます。また、介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格や介護職との関係性についても内容に含まれています。

社会の理解U(30時間)
<到達目標>
・家族、地域、社会との連携から生活と福祉を捉えることができる
・社会保障制度の発達、体系、財源などについての基本的知識を習得している
・障害者自立支援制度の体系、目的、サービスの種類と内容、利用までの流れ、利用者負担、専門職の役割などを理解して利用者に助言できる
・成年後見制度、生活保護制度、保健医療サービス等、介護実践に関連する制度の概要を理解している

1.生活と福祉
家族の定義や構造・形態、ライフスタイルの変化、また、地域とのコミュニティや集団生活、組織の在り方などを学習します。
2.社会保障制度
社会保障の仕組みや目的、必要性、戦後の社会保障の歴史、ライフサイクルにおいてどのように関係してくるのかを学びます。また、年金保険(公的年金、私的年金、国民年金、厚生年金)、医療保険、雇用保険、労働者災害補償保険、さらには社会福祉法の内容も含まれています。かなり幅広い範囲といえますね。
3.障害者自立支援制度
障害の種類と定義、障害者自立支援法から障害者総合支援法制定までの流れ、介護給付と訓練等給付のサービス利用について学習します。
4.介護実践に関わる諸制度
成年後見制度(法定後見制度、任意後見制度)、苦情解決の制度、第三者評価の制度、高齢者虐待防止法、障害者虐待防止法、児童虐待防止法、さらには、個人情報保護に関する制度や医療にかかわる諸制度(医師法、医療法、生活保護制度)などを学びます。

介護の基本T(10時間)
<到達目標>
・介護福祉士制度の沿革、法的な定義・業務範囲・義務などを理解している
・個別ケア、ICF(国際生活機能分類)、リハビリテーションなどの考え方を踏まえて、尊厳の保持、自立に向けた介護を展開するプロセスなどを理解している
・介護福祉士の職業倫理、身体拘束禁止・虐待防止に関する法制度などを理解して、倫理を遵守している

1.介護福祉士の制度
介護福祉士を取り巻く状況、社会福祉士及び介護福祉士法の制定・改正、介護人材のキャリアパス(資格取得方法の一元化、実務者研修の位置づけ)について学習します。
2.尊厳の保持、自立に向けた介護の考え方と展開
利用者に合わせた生活支援、自立に向けた支援、ICFの概念・考え方、介護実践においてのリハビリテーション、自立に向けた個別ケアの考え方などを学んでいきます。
3.介護福祉士の倫理
専門職に求められる法的規定・行動規範、日本介護福祉士会倫理綱領(作成の経緯、内容など)について学習します。

介護の基本U(20時間)
<到達目標>
・介護を必要とする高齢者や障害者などの生活を理解して、ニーズや支援の課題を把握することができる
・チームアプローチに関わる職種や関係機関の役割、連携方法に関する知識を習得している
・リスクの分析と事故防止、感染管理など、介護における安全確保に関する知識を習得している
・介護福祉士の心身の健康管理や労働安全対策に関する知識を習得している

1.介護を必要とする人の生活の理解と支援
その人らしさの理解、高齢者・障害のある人の暮らしと支援の実際、介護を必要とする人の生活環境の理解について学習します。
2.介護実践における連携
多職種連携の意義と目的、チームを構成するメンバー(福祉職や医療職、栄養士、調理員、送迎を担う人、事務を担う人、家族、近隣の人、ボランティアなど)の理解、地域連携についての理解について学びます。
3.介護における安全の確保とリスクマネジメント
介護におけるリスクマネジメント、リスク回避と尊厳の保持、リスクマネジメントの仕組みと必要性、介護事故発生時の対応・報告・防止、感染対策・発生時の対応などを学習します。
4.介護福祉士の安全
健康管理の意義と目的、こころの健康管理として「燃え尽き症候群」、からだの健康管理として「介護と腰痛の関係性や腰痛の種類」、介護職員が安心して働ける労働環境などについて学習します。

コミュニケーション技術(20時間)
<到達目標>
・利用者や家族とのコミュニケーション、相談援助の技術を修得している
・援助関係を構築し、ニーズや意欲を引き出すことができる
・利用者の感覚、運動知識などの機能に応じたコミュニケーションの技法を選択し活用できる
・状況や目的に応じた記録、報告、会議などでの情報の共有化ができる

1.介護におけるコミュニケーション
コミュニケーションを学ぶ意味(意義)や目的、役割についての基本的知識を学びます。
2.介護におけるコミュニケーション技術
コミュニケーション技法について学習していきます。具体的には、話を聴く、感情表現を察する、納得と同意を得る、相談・助言・指導、利用者の意欲を引き出す、利用者と家族の意向を調整する技法となっています。
3.介護場面における利用者・家族とのコミュニケーション
コミュニケーション障害についての理解、視力・聴力・高次脳機能障害、失語症、構音障害、認知症などの各障害に応じたコミュニケーション技術を学習します。
4.介護におけるチームのコミュニケーション
チームのコミュニケーションについての概要や方法、記録の意義と目的、種類、情報の保護と管理など、情報の共有化に関する内容を学びます。

生活支援技術T(20時間)
<到達目標>
・生活支援におけるICFの意義と枠組みを理解している
・ボディメカニクスを活用した介護の原則を理解し、実施できる
・介護技術の基本(移動、移乗、食事、入浴・清潔保持、排泄、着脱、整容、口腔清潔、家事援助など)を修得している
・居住環境の整備、福祉用具の活用などにより、利用者の環境を整備する視点、留意点を理解している

1.生活支援とICF
介護職が行う生活支援、生活を把握する意味や方法、ICFについての概要を学習します。
2.居住環境の整備と福祉用具の活用
居住空間の意義、生活空間の介護、福祉用具についての理解と生活で福祉用具を活用する視点について学びます。
3.移動・移乗の介護技術の基本
「なぜ移動をするのか」という基本的な知識、体位変換の介助についての理解、実際の車いすや歩行の介助についての重要性を学習します。
4.食事の介護技術の基本
なぜ食事をするのか、食事の介助方法や配慮すべきポイントについて学びます。
5.入浴・清潔保持の介護技術の基本
入浴・清潔保持を行う意味、入浴介助を行う際の配慮すべきポイント、入浴中の事故防止などを学びます。
6.排泄の介護技術の基本
排泄に関する基本的知識(排泄とは、排泄行為について)、排泄の介護の特徴、排泄の介護における自立支援などを学習します。
7.着脱、整容、口腔清潔の介護技術の基本
身支度を整える意味や効果、衣服着脱・整容口腔清潔の介助について学習します。
8.家事援助の基本
生活と家事の理解、調理の援助、洗濯の援助、掃除・ごみ捨ての援助、衣服の補修・裁縫の援助、衣服・寝具の衛生管理、買い物の援助などを学びます。

生活支援技術U(30時間)
<到達目標>
・「移動・移乗「食事」「入浴・清潔保持」「排泄」「着脱、整容、口腔清潔」「睡眠」「終末期の介護」のそれぞれについて、利用者の心身の状態に合わせた介護、福祉用具などの活用、環境整備を行うことができる

1.移動・移乗の介護
一部介助を要する利用者の体位変換の介助、車いすでの介助の方法、移動・移乗に関する福祉用具とその活用方法について学びます。
2.食事の介護
一部介助・全介助を要する利用者の食事介助の方法、食事に関する福祉用具とその活用方法、誤嚥・窒息・脱水の予防などについて学びます。
3.入浴・清潔保持の介護
一部介助・全介助を要する利用者の入浴介助の方法、入浴に関する福祉用具とその活用方法を学習します。
4.排泄の介護
一部介助・全介助を要する利用者の排泄介助の方法、排泄に関する福祉用具とその活用方法、頻尿、尿失禁、便秘、下痢、便失禁への対応などを学習します。
5.着脱、整容、口腔清潔の介護
一部介助・全介助を要する利用者の衣服着脱介助の方法、整容・口腔清潔の介助方法について学びます。
6.睡眠の介護
睡眠の役割、種類、睡眠の介助方法、睡眠に関する用具とその活用方法、睡眠と薬について学習します。
7.終末期の介護
終末期について理解しながら、介護のポイント、家族だけでなく介護職員への支援について学びます。

介護過程T(20時間)
<到達目標>
・介護課程の目的、意義、展開などを理解している
・介護課程を踏まえ、目標に沿って計画的に介護を行う
・チームで介護課程を展開するための情報共有の方法、各職種の役割を理解している

1.介護課程の意義と目的
介護の本質や介護課程を展開する意味、必要性、活用について学習します。
2.介護課程の展開
介護職員の仕事と介護課程の関係、介護計画立案のポイントや実施・評価について学びます。
3.介護課程とチームアプローチ
ケアマネジメントの定義、介護課程とケアマネジメントの関係性、チームアプローチの必要性、チームケアにおける介護職の役割を学習します。

介護過程U(25時間)
<到達目標>
・情報収集、アセスメント、介護計画立案、実施、モニタリング、介護計画の見直しを行うことができる

1.介護職による介護課程の進め方
介護課程の考え方、介護課程の展開と利用者へのかかわり方の変化、思考過程の訓練、さらにはケアマネジメントをふまえた介護課程の展開を学びます。
2.介護課程の実践的展開
介護課程の展開を事例で学ぶことで、一連の思考過程をトレーニングしていきます。事項目より、具体例で学んでいきます。
3.施設で暮らす高齢者の介護課程
4.在宅で暮らす高齢者の介護課程
「施設で暮らす高齢者」「在宅で暮らす高齢者」それぞれの事例を紹介。アセスメント、計画の立案、実施、評価の一連の流れを見ていきます。

介護過程V(45時間)
<到達目標>
・実務者研修過程で学んだ知識、技術を確実に習得して活用できる
・知識技術を総合的に活用し、利用者の心身の状況などに応じて介護課程を展開し、系統的な介護を提供できる
・介護計画をふまえて、安全確保・事故防止、家族との連携・支援、他職種・他機関との連携を行うことができる
・知識・技術を総合的に活用し、利用者の心身の状況などに応じた介護を行うことができる

1.利用者の特性に応じた介護課程の実践的展開
生活することの意味、人生の尊さ、介護職の仕事の魅力について学びながら、事例をもとに介護課程の展開を体験します。
例:
・片まひのある高齢者の夢の実現に向けた支援
・在宅で終末期を迎える高齢者と家族の生活支援
・都会に住む一人暮らしの高齢者の生活支援
・介護老人保健施設で生活する利用者への支援

発達と老化の理解T(10時間)
<到達目標>
・老化に伴う心理的な変化の特徴と日常生活への影響を理解している
・老化に伴う身体的機能の変化の特徴と日常生活への影響を理解している

1.こころの変化と日常生活への影響
老化が及ぼす心理的影響、さらには自己概念と生きがいの視点による影響についても学習します。
2.からだの変化と日常生活への影響
加齢に伴う身体機能の変化と日常生活への影響について、姿勢の変化や皮膚の変化、さらには免疫機能・感覚機能などのさまざまな機能の変化についても学びます。

発達と老化の理解U(20時間)
<到達目標>
・発達の定義、発達段階、発達課題について理解している
・老年期の発達課題、心理的な課題と支援の留意点について理解している
・高齢者に多い症状・疾病などと支援の留意点について理解している

1.人間の成長・発達
発達の定義、生理的発達・心理的発達とは何なのか、発達段階と発達過程について学習します。
2.老年期の発達・成熟の心理
老年期の定義、老年期の心理的課題と適応、要介護状態と高齢者の心理、不適応状態を緩和する心理を学びます。
3.高齢者に多くみられる症状・疾病など
高齢者に多くみられる症状・訴えとその留意点、介護を要する高齢者によくみられる病気・病態を学習します。かなり覚えるボリュームが多い項目といえるでしょう。

認知症の理解T(10時間)
<到達目標>
・認知症ケアの取り組みの経過を踏まえて、今日的な認知症ケアの理念を理解している
・認知症による生活上の障害、心理・行動の特徴を理解している
・認知症の人やその家族に対する関わり方の基本を理解している

1.認知症ケアの理念と視点
認知症ケアの理念と視点について理解を深めていきます。
2.認知症による生活障害、心理・行動の特徴
「人」と「生活」の理解、、認知症の中核症状・行動、心理症状、意識障害の理解を深めていきます。
3.認知症の人との関わり、支援の基本
認知症の人と関わる上で、知っておくべきこと、確認しておくべきこと、関わり方の基本を学習します。

認知症の理解U(20時間)
<到達目標>
・代表的な認知症の原因疾患、症状、障害、認知症の進行による変化、検査や治療などについての医学的知識を理解している
・認知症の人の生活歴、疾患、家族・社会関係、居住環境などについてアセスメントして、その状況に合わせた支援ができる
・地域におけるサポート体制を理解して、支援に活用できる

1.医学的側面からみた認知症の理解
認知症とは何なのか、脳の機能と認知症、老化と脳の変化、認知症の診断の課程、認知症の原因疾患とその病態、治療と予防について学ぶ項目です。
2.認知症の人や家族への支援の実際
認知症ケアの進め方、初期・中期・後期の認知症への介護、認知症ケアにおけるチームでのアプローチや地域でのサポート体制(新オレンジプラン、認知症サポーターなど)について学習します。また、家族介護者の役割、家族へのレスパイトケアも重要なポイントです。

障害の理解T(10時間)
<到達目標>
・障害の概念や障害者福祉の歴史を踏まえて、今日的な障害者福祉の理念を理解してる
・障害(身体・知的・精神・発達障害・難病など)による生活上の障害、心理・行動の特徴を理解している
・障害児(者)やその家族に対する関わり・支援の基本を理解している

1.障害者福祉の理解
国際障害分類と国際生活機能分類、障害者福祉の基本理念について学習します。
2.障害による生活障害、心理・行動の特徴
障害の定義、障害者基本法や障害者総合支援法、身体障害者福祉法などについての理解、身体障害・知的障害・精神障害・高次脳機能障害・発達障害による生活上の障害と心理・行動の特徴、難病による心理・行動の特徴と援助を学習します。
3.障害児(者)や家族への関わり・支援の基本
障害児(者)への関わりの基本から、家族の理解と障害の受容支援、介護負担の軽減について学んでいきます。

障害の理解U(20時間)
<到達目標>
・様々な障害の種類・原因・特性、障害に伴う機能の変化などについての医学的知識を修得している
・障害児(者)の障害、家族・社会関係、居住環境などについてアセスメントして、その状況に合わせた支援ができる
・地域におけるサポート体制を理解して、支援に活用できる

1.医学的側面からみた障害の理解
視覚障害、聴覚・言語障害、運動機能障害、心臓機能障害、腎臓機能障害、呼吸機能障害、膀胱・直腸機能障害、ヒト免疫不全ウィルスによる免疫機能障害、肝臓機能障害、知的障害、高次脳機能障害、発達障害、難病それぞれについて理解し、知識を深めていきます。
2.障害児(者)への支援の実際
基本的視点にもとづいた個別支援の重要性、家族の状態の把握と介護負担の軽減、地域におけるサポート体制の実際について、学んでいきます。

こころとからだのしくみT(20時間)
<到達目標>
・介護に関係した体の構造や機能に関する基本的な知識を修得している

1.移動・移乗に関連するからだのしくみ
基本的な姿勢(臥位、座位、立位)からはじまり、寝返りや起き上がり、立ち上がり、歩行動作などのからだのしくみについて学習していきます。
2.食事に関連するからだのしくみ
口腔内のしくみ、摂食と嚥下運動、消化器のしくみなどの基本知識、代償的な栄養摂取法について学んでいきます。
3.入浴・清潔保持に関連する体のしくみ
皮膚のしくみ、発汗のしくみ、入浴と清潔保持の意味について学習します。
4.排泄に関連するからだのしくみ
尿または便排出、人工膀胱、人工肛門のしくみとケアについて学んでいきます。
5.着脱、整容、口腔清潔に関連する体のしくみ
毛髪、爪、口腔内のしくみ、着脱、整容、口腔清掃の意味を学習していきます。
6.睡眠に関連するからだのしくみ
自律神経系と睡眠、成長ホルモンと睡眠の関係、さらにはこころの仕組みとして、ストレスと睡眠、うつ病と睡眠の関係性についても学習していきます。

こころとからだのしくみU(60時間)
<到達目標>
・人間の基本的欲求、学習・記憶などに関する基本的知識を修得している
・生命の維持・恒常、人体の部位、骨格・関節・筋肉・神経、ボディメカニクスなど、人体の構造と機能についての基本的知識を修得している
・からだのしくみ、心理・認知機能などについての知識を活用して、アセスメント、観察、介護、他職種との連携が行える

1.人間の心理
人間の欲求の基本的欲求、こころの仕組みの基礎(思考のしくみ、学習のしくみ、記憶のしくみ他)について学んでいきます。
2.人体の構造と機能
生命の維持・恒常のしくみ、人間のからだのしくみ、ボディメカニクスの活用を学習していきます。
3.移動・移乗における観察のポイント
移動・移乗を阻害する要因の理解、変化に気づくための観察ポイント、医療食との連携ポイントを学んでいきます。
4.食事における観察のポイント
食事を阻害する要因の理解、変化に気づくためのポイント、医療職との連携ポイントについて学習します。
5.入浴・清潔保持における観察のポイント
入浴を阻害する要因の理解、変化に気づくためのポイント、医療職との連携ポイントを学んでいきます。
6.排泄における観察のポイント
排泄を阻害する要因の理解、変化に気づくためのポイント、医療職との連携ポイントを学習していきます。
7.着脱、整容、口腔清潔における観察のポイント
身じたくを阻害する要因の理解、変化に気づくためのポイント、医療職との連携ポイントを学習していきます。
8.睡眠における観察のポイント
睡眠を阻害する要因の理解、変化に気づくためのポイントについて学んでいきます。
9.終末期における観察のポイント
終末期についての取り組みや看取りの現状理解、終末期の変化と特徴、死後の対応、医療職との連携ポイント、家族へのケアについて学んでいきます。

医療的ケア(50時間)
<到達目標>
・医療的ケアを安全に実施するための基本的知識を理解している
・医療的ケアに関連する法制度や倫理などを理解している
・感染予防、安全管理体制などについての基本的知識について理解している

1.医療的ケア
医療提供のしくみ、改正法による喀痰吸引等の概要、医療的ケアと喀痰吸引等の背景、経管栄養の概要、医療行為、研修の種類(第1号、第2号、第3号)について学習していきます。
2.安全な療養生活
安全に喀痰吸引や経管栄養を提供する重要性、救急蘇生について学んでいきます。
3.清潔保持と感染予防
感染予防、介護職員の健康管理、療養環境の清潔、消毒法、消毒と滅菌を学習していきます。
4.健康状態の把握
身体・精神の健康、健康状態を知る項目(バイタルサインなど)、急変時の対応と事前報告について学んでいきます。

※医療的ケアについての演習(喀痰吸引のケア・経管栄養のケア・救急蘇生法)の実施もあります。また、実務者研修の医療的ケアでは、基本研修の第一号、第2号の内容となっています。第3号の基本研修については別途受講する必要があります。

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実務者研修を取得するために必要な時間

保有資格がない場合は6ヶ月

保有資格がない場合、実務者研修の研修時間は450時間以上・約6ヶ月かかります。
ただし、介護に関連する資格を保有していると、研修時間が免除されます。

介護資格があれば最大400時間の受講免除

介護資格を持っていれば受講免除により受講時間数が免除され、受講期間も短縮できます。
初任者研修を先に取得していると130時間が免除されます。
短期間で実務者研修を取得したい人は、まず初任者研修を取得すると良いでしょう。
また、介護職員基礎研修を持っていれば、400時間の受講免除を受けることができ、受講期間が大幅に短縮できます。

資格別での免除時間数をまとめましたので、参考にしてみてください。
※保有資格に関わらず『医療的ケア』の座学と演習は修了しなければなりません。

▽【保有資格別】各受講科目と受講時間数一覧

科目名 時間数 初任者研修 ヘルパー1級 ヘルパー2級 ヘルパー3級 介護職員基礎研修
人間の尊厳と自立 5 - - - - -
社会の理解T 5 - - - - -
社会の理解U 30 - -
介護の基本T 10 - - - -
介護の基本U 20 - - -
コミュニケーション技術 20 - -
生活支援技術T 20 - - - - -
生活支援技術U 30 - - - -
発達と老化の理解T 10 - -
発達と老化の理解U 20 - -
認知症の理解T 10 - - -
認知症の理解U 20 - -
障害の理解T 10 - - -
障害の理解U 20 - -
こころとからだのしくみT 20 - - - -
こころとからだのしくみU 60 - -
介護過程T 20 - - - -
介護過程U 25 - -
介護過程V 45 -
医療的ケア 50
合計 450 320 95 320 420 50
免除時間数 - 130 355 130 300 400

参照:厚生労働省『実務者認定ガイドライン』

また、保有資格によって受講時間の違いだけでなく、費用も異なります。
実務者研修の費用・価格を学校別で徹底比較』で受講料も確認してみてください。

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実務者研修を受講するメリット

実務者研修を受講するメリットを4つ紹介します。

キャリアアップできる

実務者研修を受講することで、介護の基本的な知識や技術を身につけられて、キャリアアップへの第一歩となります。
実務者研修を修了すれば、一定のスキルと知識を持っていることが証明でき、多くの施設やサービス提供者から信頼を得るのが容易となります。

その結果、より高いポジションや責任ある仕事を任される機会が増えることはもちろん、給与や待遇の向上にもつながるはずです。
厚生労働省の令和2年度調査結果によれば、無資格の方よりも高い平均給与が示されています。

保有資格 平均給与
介護福祉士 363,890円
実務者研修 327,650円
介護職員初任者研修 335,210円
保有資格なし 303,670円

参照:厚生労働省『令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果(介護老人福祉施設 平均給与額)』

さらに、実務者研修のカリキュラムは実際の現場経験に基づいて設計されており、実務で即戦力としてのスキルを習得することができます。

介護福祉士国家試験を受けることができる

介護福祉士は介護業界で唯一の国家資格です。
実務者研修を修了することで、介護福祉士国家試験の受験資格を得られます
介護福祉士を持っていると、更なるキャリアアップの道が広がります。

また、介護福祉士としての専門的な知識や技術は、実際の現場でのサービス提供の質を向上させるために、必要不可欠です。
実務者研修を修了する方のほとんどは、介護福祉士の取得を目指しています。

介護の知識が身につく

実務者研修を受講することにより、介護の基本的な知識が身につきます。
研修を通して学ぶことで、利用者の立場に立ったケアの提供や、それぞれの個人のニーズに合わせた介護ができるようになります。

また、さまざまな病気や障害に関する知識も深まり、具体的な介護技術や対応方法を身につけ、根拠をもって介護業務を行えるようになるでしょう。

自信がある状態での介護業務は、利用者様の安心にもつながるため、信頼関係を作るうえで正しい介護知識や技術は重要です。

医療的ケアを学ぶことができる

実務者研修では、基本的な医療的ケアの知識や技術を学べます。
ここでの『医療的ケア』とは、喀痰吸引と経管栄養の2つです。
これらの項目において、基本的な知識と技術を学べます。

しかし、実務者研修の受講だけでは、喀痰吸引や経管栄養の実施は許可されません
介護現場でこれらのケアを実際に行うには、実地研修を必ず受講する必要があります。

CHECK
  • 三幸福祉カレッジ
  • 資格の大原
  • カイゴジョブアカデミー
  • TAPアカデミー
  • クリエ福祉アカデミー
  • 土屋ケアカレッジ
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実務者研修を受講するにはどうすれば良い?

笑顔の女性介護士と車椅子に座っている高齢女性

実務者研修講座への受講申込すればOK!

実務者研修のカリキュラム・学習内容を受講するうえで、受講資格はありません。
そのため、講座受講の申込をすれば誰でも受けることができます。
注意点としては、受講カリキュラムの長さがありますね。
無資格者の方は450時間と長丁場になるため、最後までやり遂げられるかよく考えたうえで受講するようにしましょう。

自信が無い方には介護の基礎知識を学べる「介護職員初任者研修」もおすすめです。
学習時間は130時間と、実務者研修よりも気軽に受講できますよ。
どちらを受講するか迷ったら『初任者研修と実務者研修の違い』も参考にしてみてください。

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実務者研修に関する疑問

実務者研修に関する疑問について回答していきます。

実務者研修は難しい?

実務者研修は、カリキュラム通りに受講していれば合格できるので難しくありません。
試験の設置も義務付けられていないため、養成所によって修了試験の有無が異なります。
しかし、まったく勉強していなかったり、講義を聞いていなかったりすると不合格になるので、注意しましょう。

自宅学習はできる?

実務者研修には、働きながら資格取得を目指す方に向けた通信講座を用意している養成所もあります。
通信講座では、自宅学習でも実務者研修を修了できるようカリキュラムが用意されています。
スクーリングができない方におすすめです。

実務者研修では何を学ぶ?

実務者研修では、実務経験だけでは知れない介護の正しい知識や技術を学習できます。
例えば、喀痰吸引や経管栄養といった一部の医療行為に関する講義や研修を受講すると、連携の下で喀痰吸引や経管栄養を行うことができます。

実務者研修のスクーリングは難しい?何をする?

実務者研修のスクーリングは難しくありません
講師から講義の内容を直接聴けるため、教科書を読んでもわからない内容をすぐに質問できます。
また、理解が難しい制度についても、噛み砕いて説明されるため、予習する必要もありません。

実務者研修の450時間とは?

実務者研修の450時間とは、実務者研修を修了するための標準的な時間で、無資格の方もこの時間を基準とします。
初任者研修や訪問介護職員研修(ヘルパー)1級〜3級、介護職員基礎研修の資格を持っていると、修了までの期間が短縮されます。

実務者研修と初任者研修の違いは?

実務者研修と初任者研修は受講目的に違いがあります。
実務者研修は、介護業界でキャリアアップを目指す方が受講します。
一方で、初任者研修はこれから介護業界を目指す方や介護業界に入ったばかりの方を対象とした研修内容です。

ある程度、介護業界に携わっているのであれば、実務者研修の取得を目指しましょう。

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  • 資格の大原
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迷ったらここで比較!実務者研修の定番スクール

実務者研修を実施しているスクールの中でも、全国に教室を展開している定番スクールをご紹介します。「どのスクールを選んだらよいかわからない」という方は定番スクールから選ぶのがおすすめです!

実務者研修から介護福祉士国家試験を受けるまでの一般的なスケジュールは下記の画像を参照してください。夏以降に実務者研修をスタートする方は、翌年の受験も視野に入れるとよいでしょう。

実務者研修学習フロー
スクール 三幸福祉カレッジ 資格の大原 資格の学校 ホットライン 土屋ケアカレッジ
三幸福祉カレッジ 資格の大原 しかくの学校ホットライン 土屋ケアカレッジ
受講期間の目安 約3ヶ月(初任者研修修了者の場合) 約3ヶ月(初任者研修修了者の場合) 約6ヶ月 約2ヶ月(初任者/ヘルパー2級修了者の場合)
学習時間の目安 週37〜38時間ほど 週37〜38時間ほど 週18〜19時間ほど 週56〜57時間ほど
運営会社 株式会社日本教育クリエイト 学校法人 大原学園 有限会社ホットラインワールド 株式会社土屋
講座名 実務者研修
【セットで35,000円お得】初任者研修+実務者研修セット講座
介護実務者研修 介護福祉士養成実務者研修 実務者研修【無資格の方対象】
実務者研修【初任者/ヘルパー2級修了者】
実務者研修【基礎研修修了者対象】
実務者研修【ヘルパー1級修了者対象】
受講料 32,560円〜
※所持資格により異なります
69,800円〜
※所持資格により異なります
81,500円〜
※所持資格により異なります
30,000円〜
※所持資格により異なります
目指せる資格 介護職員初任者研修
介護福祉士実務者研修
介護福祉士実務者研修 介護福祉士実務者研修 介護福祉士実務者研修
就職サポートの有無 あり あり あり あり
備考 教育ローンあり 専門実践教育訓練給付制度の対象 専門実践教育訓練給付制度の対象 教育ローンあり(※1)
キャンペーン情報
4月
初任者研修・ヘルパー2級: 99,700円69,790円
無資格者: 129,700円90,790円
4/26(水)までに申し込んだ方のみ。
初任者研修・ヘルパー2級: 87,000円69,546円
無資格者: 105,182円84,091円
※4月1日(土)〜5月31日(水)に申し込んだ方のみ。
なし 初任者研修・ヘルパー2級: 96,000円60,000円
無資格者: 132,000円70,000円
※毎月24日が申込締切りとなります。

三幸福祉カレッジ

三幸福祉カレッジ

出典:https://www.sanko-fukushi.com/

三幸福祉カレッジ」は、全国に展開している福祉教育の専門スクールです。地元の介護施設などと提携して、47都道府県に400ヵ所以上の教室を開いているので、自宅や勤務先から通学しやすい教室を選べます。

三幸福祉カレッジの実務者研修は、「自宅学習」と「通学講習」を組み合わせたカリキュラムです。通学は計7回なので、働きながら資格を取得したい方でも安心ですね。体調不良や仕事の都合などでやむを得ず欠席した場合も、無料で振替授業が受けられるなど、サポート制度も充実

通いやすさを重視する方におすすめのスクールです。

受講期間の目安 約3ヶ月
(初任者研修修了者の場合)
学習時間の目安 週37〜38時間ほど
運営会社 株式会社日本教育クリエイト
講座名 実務者研修
【セットで35,000円お得】
初任者研修+実務者研修セット講座
受講料 32,560円〜
※所持資格により異なる
目指せる資格 介護職員初任者研修
介護福祉士実務者研修
就職サポートの有無 あり
備考 教育ローンあり(※1)
キャンペーン情報
(4月)
初任者研修・ヘルパー2級: 99,700円69,790円
無資格者: 129,700円90,790円
4/26(水)までに申し込んだ方のみ。

※1「教育ローン」:三幸福祉カレッジでは、教育ローンのご利用で、受講料を分割で支払うことができます。各種割引制度・各種給付制度との併用も可能です。ご利用には審査があり、承認完了後、教材が発送されます。そのため、ご利用を検討している方は早めに申込みをしたほうがよいでしょう。

資格の大原

資格の大原

出典:https://www.o-hara.jp/course/kaigo_fukushishi

「資格の大原」は、様々な資格講座を展開するスクールです。「本気になったら大原」のCMに聞き覚えのある方も多いのでしょう。

資格の大原の実務者研修は、通信(自宅)での学習を中心にスクーリングを組み合わせて受講を進めます。仕事と受講を両立しやすくするために、スクーリングは週1日・計6回に設定されています。スクーリング会場は全国の大原の校舎が対象になるので、お住まいの地域の主要駅からのアクセスも良好です。

資格スクール大手の安心感と利便性を重視したい方にぴったりのスクールと言えるでしょう。

受講期間の目安 約3ヶ月
(初任者研修修了者の場合)
学習時間の目安 週37〜38時間ほど
運営会社 学校法人 大原学園
講座名 介護実務者研修
受講料 69,800円〜
※所持資格により異なる
目指せる資格 介護福祉士実務者研修
就職サポートの有無 あり
備考 専門実践教育訓練給付制度の対象(※2)
キャンペーン情報
(4月)
初任者研修・ヘルパー2級: 87,000円69,546円
無資格者: 105,182円84,091円
※4月1日(土)〜5月31日(水)に申し込んだ方のみ。

※2「専門実践教育訓練給付制度」:厚生労働大臣の指定する専門実践教育訓練を受講し修了した場合、本人が教育訓練施設に支払った教育訓練経費の一定の割合額(上限あり)がハローワークから支給される制度です。受講のために受講者本人が支払った入学金および受講料の50%相当額(年間上限40万円)が支給されます。

資格の学校 ホットライン

資格の学校 ホットライン

出典:https://www.w-town.co.jp/

資格の学校 ホットライン」は全国で介護資格講座や研修を開いているスクールです。大手スクールと比べると小規模ですが、その特性を活かして一人ひとりに内容の濃い研修をすることに視点を置き、実践力のある人材の育成を目指しています

資格の学校 ホットラインの実務者研修はオンライン授業も導入されていますので、スクーリング以外は自宅で受講することができます。毎週決まった曜日に開催されるのでスケジュールも立てやすくて安心です。

実務者研修を通して実践力を身に着けたい方、講師からしっかりと指導を受けたい方におすすめのスクールです。

受講期間の目安 約6ヶ月
学習時間の目安 週18〜19時間ほど
運営会社 有限会社ホットラインワールド
講座名 介護福祉士養成実務者研修
受講料 81,500円〜
※所持資格により異なる
目指せる資格 介護福祉士実務者研修
就職サポートの有無 あり
備考 専門実践教育訓練給付制度の対象
キャンペーン情報
(4月)
なし

土屋ケアカレッジ

土屋ケアカレッジ

出典:https://tcy-carecollege.com/

土屋ケアカレッジは、「重度訪問介護」の支援ができるヘルパーをはじめ、未来の介護を担う人材の育成に力を入れている介護資格専門の教育研修機関です。全国に教室を展開しており、いずれも主要駅から徒歩圏内にあるなど通いやすさが魅力の一つです。

土屋ケアカレッジの実務者研修も「自宅学習」+「通学講習」を組み合わせたカリキュラムです。自宅学習はeラーニングによるWEB学習で、自分のスケジュールに合わせて学ぶことができます。通学は最短7日間。受講できない日程がある場合も無料で振替受講できるので安心です。

働きながら資格を取得したい方、通いやすさを重視する方におすすめのスクールです。

受講期間の目安 約2ヶ月
(初任者/ヘルパー2級修了者の場合)
学習時間の目安 週56〜57時間ほど
運営会社 株式会社土屋
講座名 実務者研修
【無資格の方対象】
【初任者/ヘルパー2級修了者】
【基礎研修修了者対象】
【ヘルパー1級修了者対象】
受講料 30,000円〜
※所持資格により異なる
目指せる資格 介護福祉士実務者研修
就職サポートの有無 あり
キャンペーン情報
(4月)
初任者研修・ヘルパー2級:
96,000円60,000円
無資格者:
132,000円70,000円

※毎月24日が申込締切

未来ケアカレッジ

土屋ケアカレッジ

出典:https://www.miraicare.jp/

未来ケアカレッジは、未来の介護を担う人材の育成を目標とした教育をおこなう機関です。全国で80個以上の教室があり、地域に寄り添った教育体制が特徴となっています。また、専属コーディネーターがつくため、修了後も就職に困ることがありません。介護士として新しいキャリアを築きたい人には、おすすめのスクールです。

受講期間の目安 1ヶ月(資格所持者)〜6カ月(無資格)
学習時間の目安 450時間
運営会社 株式会社 EE21
講座名 実務者研修
受講料 29,500円〜(所持している資格により異なる)
目指せる資格 介護福祉士実務者研修
就職サポートの有無
キャンペーン情報 なし

上記で紹介したスクールは、下記のリンクからからまとめて無料で資料請求も可能です。

CHECK
  • 三幸福祉カレッジ
  • 資格の大原
  • カイゴジョブアカデミー
  • TAPアカデミー
  • クリエ福祉アカデミー
  • 土屋ケアカレッジ
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【都道府県別】介護福祉士実務者研修スクールを一覧で紹介!

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  • 三幸福祉カレッジ
  • 資格の大原
  • カイゴジョブアカデミー
  • TAPアカデミー
  • クリエ福祉アカデミー
  • 土屋ケアカレッジ
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監修者について

藤井寿和

藤井  寿和 Hisakazu Fujii

静岡県西伊豆生まれ。
●合同会社福祉クリエーションジャパン 代表
●介護施設 現場支援コンサルタント
●一般社団法人 日本アクティブコミュニティ協会  公認講師
●介護情報誌「TOWN介護Tokyo」  編集長
●NPO 16歳の仕事塾  社会人講師
●株式会社 是眞  編集長

【保有資格】
●介護福祉士
●ホームヘルパー1級・2級
●レクリエーション介護士1級・2級
●社会福祉主事任用資格
●福祉用具専門相談員
●介護予防運動指導員
●音楽健康福祉士
●音楽レクリエーション指導士3級
●防火管理者
●大型自動車1種免許

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